※AGA治療の新規診察を一部再開しました※ 2023.12.5更新
各AGA治療薬の出荷調整により、新規の診療を停止してきましたが、一部再開できることになりました。ただ各AGA治療薬の生産が不安定な状況は続いていますので、突然品切れになる可能性もあります。詳しくは当院に直接お問い合わせください。
なお、現在当院でAGA治療を受けられている方は引き続き受診していただけます。
AGA(男性型脱毛症)とは
AGAとは「英:Androgenic Alopecia」の略で、日本語では「男性型脱毛症」という意味です。思春期以降に額や頭の側面から少しずつ髪が薄くなり、髪の質も細く短くなっていきます。
AGAは遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因と考えられ、放っておくと進行します。そのため進行を抑えるためには、早めのケアが必要となってきます。
5年後に後悔しないためにも、気になる方は今すぐご相談ください。
当院では、『ザガーロ®(デュタステリド)』と『プロペシア®(フィナステリド)』を取り扱っています。
MSD社製の『プロペシア®』とは
プロペシア®の主成分フィナステリドは抗アンドロゲン製剤で、男性ホルモンであるアンドロゲンが引き起こす各疾患の治療薬として、米国メルク社によって開発されました。開発当初は前立腺肥大の治療薬として承認されましたが、その後成分量を調節し直してAGAの治療薬として2005年に改めて承認されました。
日本では、メルク社の日本法人であるMSD株式会社(旧 萬有製薬)から発売されており、当院ではこちらを用いて治療を行っています。
プロペシア®には髪の成長を妨げる原因物質である男性ホルモン DHT(ジヒドロテストステロン:dihydrotestosterone)の生産を抑制し、発毛に導く働きがあります。
また、DHTは皮脂腺の受容体と結びついて過剰な皮脂を分泌させ、毛根をふさいでAGAを誘発しますが、プロペシア®はDHTの生成を阻害します。
効果は? いつ頃から実感できますか?
プロペシア®を開発したメルク社では1997年から15年以上の追跡研究を行っており、効果の実感まで最低でも3か月、平均6か月程度必要であるとしています。
当院でも、最低3か月は続けて服用されることをおすすめします。
「プロペシア®の治療期間と期待される効果 監修:東京メモリアルクリニック・平山 佐藤明男」より
プロペシア®の副作用と注意点
国内で実施された臨床試験(1年間)において、4.0%[276例中11例]に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められています。主な症状はリビドー(精力)減退1.1%[3例]、勃起機能不全0.7%[2例]などでした。
このような症状がありましたら、すぐ当院医師にご相談ください。また、食欲不振、全身倦怠感(肝機能障害)の症状が、まれにあらわれる可能性もあります。
◆ご注意ください◆
- プロペシア®は男性型脱毛症のみが適応で、円形脱毛症や、抗がん剤治療の副作用による脱毛には、一切効果がありません。
- 女性には適応がありません、また妊婦・授乳中の方が服用することは禁忌です。
- 20歳未満の方については、まだ安全性や有効性が確立されていないため、処方していません。
- プロペシア®を服用中は献血はできません。
- 輸血は受けられます。
- 服用を中止して1か月以上経過していれば、献血は可能です。
- プロペシア®の服用を中止すると、AGAの症状は再発し、再び進行します。
- がん検診など受けられる場合は、医師にプロペシア®を服用している旨をお知らせください。
ご予約は不要です
ご予約は不要ですが、お薬を服用中の方は「おくすり手帳」をご持参ください。
価格(税込) | |
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初診料 | 550円 |
プロペシア®錠 1mg 28日分 (再診料込) | 9,680円 |
フィナステリド錠『クラシエ』 1mg 28日分 (再診料込) (プロペシア®のジェネリック医薬品) |
7,975円 |