プラセンタ療法とは
プラセンタとは英語で「胎盤」という意味です。胎盤から抽出されたエキスの有効成分を、注射や内服などにより治療に用いることを「プラセンタ療法」といいます。
新陳代謝を促進、自律神経やホルモンのバランス調整、免疫・抵抗力を高めるなど、さまざまな薬理作用を持っています。
プラセンタの中に含まれている有効成分
たんぱく質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミン、アミノ酸、様々な酵素、様々な細胞増殖因子やサイトカイン、など
プラセンタとは
胎盤は母親の体内で胎児と母体をつなぎ、胎児を成長させます。はじめから女性の体に備っているものではなく、受精卵が子宮壁に着床して初めてつくられ、出産を終えると母体外に排出されるという短期的な臓器です。受精卵はわずか10か月の間に重さ3kgもある赤ちゃんへと成長しますが、この驚異的な生命を育むのが胎盤の役割なのです。
胎盤の薬効は世界中で古くから注目されており、中国では古くから滋養強壮薬、若返りの薬として珍重され、楊貴妃が好んで服用したといわれる漢方薬「紫河車(しかしゃ)」に配合されていました。
現代では、1950年代久留米大学稗田憲太郎教授らによる「胎盤組織療法」の確立、胎盤エキス注射液の開発ののち、1974年12月医療用医薬品として「慢性肝疾患における肝機能改善」に「ラエンネック」が厚生労働省より認可を受けました。
プラセンタで効果がある疾患(自由診療を含む)
- 内科系
- 肝炎・肝硬変、慢性胃炎、胃潰瘍、胃弱、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、糖尿病、高血圧、低血圧、気管支喘息、慢性気管支炎、貧血、慢性疲労、習慣性便秘、など
- 婦人科
- 更年期障害、月経困難症の改善、便秘、冷え症、生理痛、不妊治療、乳汁分泌不全、高プロラクチン血症、など
- 皮膚科
- アトピー性皮膚炎、発毛促進、じんましん、湿疹、ケロイド、シミ、そばかす、しわ、たるみ、ニキビ、美容、美白、若返り、など
- 耳鼻科
- アレルギー性鼻炎、メニエール病、花粉症、など
- 整形外科
- 慢性関節リウマチ、変形性関節症、関節炎、神経痛、腰痛、五十肩、肩こり、など
- 泌尿器科
- 前立腺肥大、膀胱炎、など
- 眼科
- 角膜炎、アレルギー性結膜炎、視力低下、白内障、など
- 歯科
- 歯槽膿漏、歯周病、顎関節症
- 精神神経科
- うつ病、神経症、自律神経失調症、不眠症、など
- その他
- 精力増進、滋養強壮、疲労倦怠改善、男性・女性ホルモンバランスの調節、虚弱体質、病中・病後の体力回復、強壮、風邪予防、など
稗田憲太郎:胎盤漿療法より抜粋
美容のためのプラセンタ ~肌質を選ばない~
プラセンタは色を白くする、しわが目立たなくなるなど非常に高い美容効果があり、それらの目的のためにプラセンタ注射が行われています。そのためプラセンタは化粧品成分としても人気があり、美白を目的とした化粧品の有効成分としても用いられています。
生体に必要なアミノ酸やビタミン、ミネラルを非常に豊富に含むプラセンタは、肌に潤いを与え、キメを整え、ターンオーバーを正常化して、健康な素肌を保つ働きをもっています。また、プラセンタがアトピー性皮膚炎の治療にも用いられていることからも分かるとおり、敏感な肌にも使うことができます。
プラセンタの美肌作用
- 美白: シミの元であるメラニン色素の生成を抑えると共に、シミ・くすみを取ります。
- 保湿: 高い保湿力で、長時間しっとりとした肌をキープします。
- 細胞の増殖再生: 新陳代謝を高め、ターンオーバーを正常化し、健康な肌をつくります。
- コラーゲンの生成: 肌の弾力を決めるコラーゲン生成をサポートします。
- 血行促進: 血流を促し、健康で美しい肌をつくります。
- 抗酸化作用: 老化の原因となる活性酸素の発生を抑えます。
- 抗炎症作用: ニキビや赤み、かゆみなどの炎症を抑えます。
- 抗アレルギー作用: 免疫システムを調整・回復し、アレルギー反応を抑制します。
- 免疫賦活作用: 免疫力を高め、強く健康な肌をつくります。
- アミノ酸補給: 皮膚細胞のエネルギー代謝を高めたり、細胞再生の材料を補給します。
アンチエイジング
アンチエイジング=老化防止、若返りを意味する言葉ですが、老化が原因でおこる病気が近年増え続けています。外見はもとより内面からもいつまでも若々しく健康な体づくり… プラセンタは、アンチエイジングとしてもその一役を担っています。
一般に年を重ねるにしたがって、全身の機能が低下していきます。これは一つの器官の機能が低下している状態とは異なるため、単一の効果を期待して研究開発された薬剤によっては治療することができません。
プラセンタは多数の生理活性物質が自然のままの状態で混和しているため、全身の器官の機能低下を補う力を持っています。また、老化の大きな特徴は、全身の細胞数の減少です。様々な細胞増殖因子を合成・分泌して胎児を育むプラセンタは、新しい細胞をつくって老化した体を細胞レベルで若返らせます。
プラセンタ注射は『ラエンネック』を使用しています
プラセンタ注射のメリットは、美容効果に即効性があること!
皮下注射または筋肉注射でダイレクトに体の中に入るため、1、2回目の注射で体の変化に気がつきます。当院では、日本生物製剤(JBP)製の『ラエンネック』を使用しています。
プラセンタ注射の安全性について
アレルギー症状などの副作用も少なく、開発より40年間、事故や感染症の事例報告は一例もありません。
◆ご注意ください◆
- 皮下注射または筋肉注射をするため、採血などの時に行う注射より痛みが強いです。
- 体質により体にむくみが出たり、アレルギー症状が出たりすることがあります(使用を中止することで治ります)。
- 効果に即効性がありますが、持続性はありません。継続してコンスタントに注射をしていただくようになります。
- プラセンタ注射を受けた後は、献血・臓器提供ができなくなります。
プラセンタ注射自体に害があるわけではありませんが、献血による輸血製剤、血液製剤には厳重な過程があるため、現在のところ暫定的にこのようなルールになっています。
※輸血を受けることは可能です
プラセンタ注射はご予約ください
初回診療のみ20分程かかります
- 事前予約が必要です、診療時間内に窓口(受付)でご予約ください。
- スタッフによる説明があります。
- 皮下注射または筋肉注射いたします。
プラセンタ注射(ラエンネック) | 価格(税込) |
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1アンプル | 1,100円 |
医療機関専売品サプリメント『JBPポーサインPRO』
注射が苦手、献血できないことに抵抗がある方、もっと気軽にプラセンタを試したい方にはサプリメントがおすすめです。
『ラエンネック』と同じ製薬メーカー、日本生物製剤社の医療機関専売品サプリメントです。添加物を一切含まない、純粋なブタプラセンタエキスをセルロースカプセル(植物性)に入れました。
『JBPポーサインPRO』は従来品より小さいカプセルを採用し、飲みやすさにも配慮された新商品です。
医療機関専売品サプリメント
日本生物製剤社『JBPポーサインPRO』
- 1日5粒を目安に水またはお湯でお飲みください
- 原材料:豚プラセンタエキス末(国内製造)
HPMC(セルロースを原料としたハードタイプ)、カラメル色素 - 内容量:1粒重量260mg(内容量210mg)×5粒×28包
1日の接種目安量(5粒=1,050mg)をアルミ袋に小分け包装
価格(税込) | |
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5粒×28包入り | 9,234円 |
プラセンタ注射は合わせて摂取すればさらに効果的!
プラセンタ注射は、にんにく注射や高濃度ビタミンC点滴と組み合わせて摂取すると、さらに効果的です。3種類をまとめて摂取することも可能ですので、お気軽にご相談ください。